ちょっと昔のお話

  • 2019.05.22 Wednesday
  • 16:31

こんにちは。

整形外科で腰と右足に電気を流すのが至福の時間になっている猫の手でございます。

そこへ、今月からは週末のCATVで「メンタリスト」の二カ国語版再放送が第1シーズンから始まって、音響監督の名演技に聞き惚れる楽しみが増えました。

やっぱいいな、パトリック・ジェーン。

これからしばらくは、週末が楽しみです。

 

さて、今月は総務、経理方面では大したイベントもなく、COPCRAFT制作の方もわりと順調に進んでいるようです。

社長のデジタル化に関する一連のエントリーでもわかるように、制作は外回りが減った分、中で様々な仕事をこなせるようになってきているので、制作進行とか、設定制作とか、今までの制作部門の括りでは単純に収まらない独特のフローが構築されつつあるようです。

昔はフリーの制作なら別会社の作品を掛け持ちで3〜4本回せて当たり前みたいな時代もあったようで、随分稼げたろうと思います。

でも、今はそれだけのノウハウを蓄えた制作が減ったことや、経営側も自社内で制作工程を完全に管理する方向へ動いているようなので、今後はワークフローも劇的に変化して行くのではないかと想像しています。

 

思い出してみると、弊社は本当に運に恵まれていました。

 

インテグラルタワーにいた頃、突然社長から、

「来月までに引っ越し先探して!」と言われて、ギョッとしたものです。

荻窪のフロアに合わせて人員も大量に補充していたし、その中には、後にWUG新章のキャラデザ、作監をつとめた菅原さんもいました。

もう、以前の田無のスタジオへ戻ることは出来ません。

それでも、監督、社長たちの希望で田無にスタジオ物件を探して欲しいと。

ネットを使ったり歩いて不動産屋巡りをしながら、何かあったんだな、と思いましたが具体的なことは聞いていません。

会社の移転といったら、まずは今後の方針を検討しつつ、その方針に合った物件を最低でも半年はかけてじっくりと探すのが普通だと思っていたので、さすがに焦りました。

とりあえず社長が急いでいることだけはわかったので、猫の手も必死で探しました。

もちろん、田無を。

 

ですが、オフィス専用のビルが即入居可になっていることは極めて稀で、大抵はスケルトン状態ばかり(つまり、引っ越し前にリフォームが必要)だから、そもそも2ヶ月という期間が無謀だし、お金もかかってしまいます。

何週間か歩き回りネットを漁ったりもしましたが、良さげな物件はみな居住中か、先客アリのものばかり。

まさか使用中の会社をこっちの都合で追い立てるわけにはいかないし、先客ありの物件が破談になるのを待っている余裕もありません。

しかたなく検索範囲を広げたところ、いきなり新着でヒットしたのが現在いる武蔵関のスタジオでした。

リフォーム済で広さも当時としては充分。

 

 

反射的に仲介会社に電話していました。強烈に印象に残った担当の言葉が、

 

「よく気がつきましたね。20分前に上げたばかりですよ」

 

この瞬間、頭の中から田無は吹っ飛びました。

実際見に行ってみると、上の階がジーベックさんの練馬スタジオ。

しかも、床はOAフロア。

もうこれ以上条件の良い物件を見つけるのは不可能だと判断し、社長と監督にも見てもらい、納得してくれないようなら説得するしかないと思いました。

監督はやはり田無の自宅から武蔵関への移動時間が勿体ないというので渋い顔でしたが、社長の方が気に入ってくれ、監督を説得してくれました。

 

デジタル化を進める過程においても、これが結果的に幸運をもたらしました。

社長のエントリーにもあったように、デジタル化へ初手の機材投資費を捻出できたのは練馬区にアニメ産業特別貸付けという融資あっせん制度があったからこそで、当初の目論見通り田無にスタジオを構えていたらこれは利用できなかったわけです。

結局、今のスタジオを選んだからこそすんなりデジタル化へ舵が切れたのではないでしょうか。(自画自賛)

さらに、床がOAフロアでなかったら、配線の類いもずっとややこしいことになっていたでしょう。

 

そして、先日。

ニュースになりましたが、ジーベックさんがサンライズさん傘下とIGさん傘下とに分かれ、それに伴い練馬スタジオは閉鎖。

上の階が空くことになりました。

他人事のように「どんな会社が入ってくるのかな」と思っていたら、大家さんからいきなり「3階空いたんだけど、使う気ない?」との連絡が。

オープンにして募集する前に、まずはミルパンセさんに、ということのようでした。

やはり家賃その他、支払い等すべきことをきちんとすることで、こうした信頼も醸成されるのだろうとほっこりしました。

ケイリXも交えていろいろ話していたようですが、どういう結論になったのかは、まだわかりません。

猫の手としては、もうすっかり窓際族で重要なお話には参加しなくなっているのですが、今後とも、弊社の未来を楽しみに見届けたいと思っています。

 

では、長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

COP CRAFT:追加情報解禁

  • 2019.05.20 Monday
  • 17:21

お久しぶりです。制作の白石です。
先週は、『COP CRAFT』の追加情報が解禁となりました。

・OP:オーイシマサヨシさん
・ED:吉岡茉祐さん
・劇伴:岩崎琢さん

が担当することになりました!

現場は、まさにOP・EDの制作に向けて動いています。

そして、先週末。
DB前差し替えのデータを、会議室で鑑賞。
DBが始まると、あっという間にやって来るのが納品日。

だんだん放送開始が近づいてきて、ドキドキの毎日です。
頑張ります!

デジタル作画について…リテイク出しについて

  • 2019.05.17 Friday
  • 00:00

さて、今回は、リテイク出しについての話をしたいと思います。

 

 

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デジタル作画について…閑話休題

  • 2019.05.10 Friday
  • 00:00

さて、ここ数回『作品の振り返り』に近い話を続けてしまいましたが、元々このブログは『デジタル作画』に着手をしたいと考えている方達へ、弊社で起きた問題点や良かったことなどを共有する事で懸念点などが少しでも減れば良いなと思って始めた連載です。


…ということで、2016年春に作画部分がデジタルに切り替わり、2017年春に絵コンテまでデジタル化となり、明けた2018年。

この時期に見えていたメリットや問題点を、一度まとめます。

 

 

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デジタル作画について…『Wake Up,Girls! 新章』

  • 2019.04.26 Friday
  • 12:43

さて。実は2003年から約17年間ずっとつけて来ている作業日報が、2017年の7月一杯はタスクが書かれているものの、その半ば以降、結果が書かれていないという事態になっています。
8月末には心を入れ替えて「忙しい時ほど、しっかり管理をしなくっちゃ!」と9月一杯の予定を立てた形跡があるものの、そちらも結果が書かれておらず、次に作業日報が復活するのは年も明けた2018年1月。
完全に目の前の作業に追われてしまって、制作としてはお粗末な事態。振り返って見ても反省ばかりです。。。

 

 

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近況報告

  • 2019.04.22 Monday
  • 10:37

おはようございます。制作の白石です。
先週、『COP CRAFT』の公式HPにて、キャストさんの追加情報が公開されました。
併せて、キャラクター設定の公開もありました。(http://copcraft.tv/character/)
今後、少しずつ情報公開も増えていくかと思うので、どうぞ、お楽しみに。

小学館のガガガチャンネルでも、アニメジャパンのステージ映像が一部流れています。
ケイ・マトバ役の津田健次郎さんと、ティラナ・エクセディリカ役の吉岡茉祐さんが、それぞれのキャラクターについて語っていました。
 



PVをはじめ、なんだか少しずつ出来上がりが見えてきて、ドキドキわくわく頑張っています。

宜しくお願いします! 

デジタル作画について…『てーきゅう』

  • 2019.04.19 Friday
  • 00:00

2017年7月期放送の『てーきゅう9期』。
こちらは、全話数が『Storyboard Pro』でのコンテ作業となりました。

 

 

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【COP CRAFT】ヒット祈願!

  • 2019.04.14 Sunday
  • 00:00

「WakeUp,Girls!」の皆さん、お疲れさまでした。
皆さんが本格的に活動を開始された2013年、奇しくも、弊社ミルパンセも南阿佐ヶ谷のワンルームでひっそりと産声を上げたのでした。
スタッフが社長共々現場へ入り、初めてグロス受けという形で劇場版アニメーションの制作に参加させていただいたのが「七人のアイドル」
そこから、30分のTVシリーズ初の単独元請けをお任せいただけたのも、「WakeUp,Girls! 新章」でした。

素晴らしい6年間をありがとうございました。

 

ここからは次回作「COP CRAFT」の話題を。

先日当ブログにもアップされましたように、3月23日(金)のAnimeJapan「COP CRAFT」ブースにて、本作のティザーPVが発表されました。すでに貼ってありますが、もう一度貼っちまいます。

 


毎度のことながら、私は事務方で制作には関わらないので、発表になるまでどんな内容なのか全然わかりません。
ただ、制作が始まったばかりの頃、スタジオのあちこちにモデルガンが転がっていたり、釣り竿かと見まごうケースにはアサルトライフルが入っていたり、ある日突然、作画スタッフほぼ全員から現金請求されて、「何事だ!?」と、驚いたのは鮮明に覚えています。
現金請求は、大概打ち合わせ時の飲食代や駐車場代、電車賃や取材費など制作サイドから出てくるもので、作画スタッフから上がることはまずありません。
理由を訊ねてみたら、銃撃シーンのリアリティを出すのに、スタッフ自身も銃器の扱い方を知っている必要があるだろうと、社長が伝手を使って作画スタッフを引き連れシューティングバーへ行き、射撃のレクチャーを受けさせたそうです。
PVを見た感じでは、それもきちんと実になっているようで何よりでした。

 

 

さて、その「COP CRAFT」ですが、まだ春遠い3ヶ月ほど前の1月29日(火)。
弊社スタッフ一同、井草八幡宮に於いて昇殿祈願を行いました。
平たく言うとヒット祈願
家を建てる際の棟上げ式みたいなもので、打ち入りなどと同様、新作に取りかかる時にはよくやる儀式だそうです。
式次第の一切は、猫の手が事故で窓際へ移って以降、孤軍奮闘獅子奮迅の活躍で総務経理回りを担当してくれているケイリXが仕切ってくれました。
「何で井草八幡宮?」と理由を訊いたら、「近いから」という、流川が湘北を選んだみたいな返事でしたが、調べてみると、縄文時代からすでに神のおわす神聖な場とされ、平安後期には社として完全に機能していたのだとか。

源頼朝が奥州征伐の際、必勝を祈願したことでも有名なのだそうです。
制作、作画、事務方、総勢30名ほどの集団が一斉に路線バスに乗り込み、同じところでぞろぞろ降りる光景は、ちょっとした珍現象だったのではないでしょうか。
目的地に着いたはいいが、若いスタッフが多い弊社では、本格的な参拝の仕方を理解している者は皆無で、手水の作法など知る由もありません。
少し離れた正面に立つ看板に概ね次のような説明が書かれていました。

 

 

・右手で柄杓を取ります。

 

 

・水盤の水を汲み上げ、左手にかけて洗います。

 

 

・柄杓を左手に持ち替え、水を汲み上げ右手を洗います。

 

 

・再び柄杓を右手に持ち替えて、左手のひらに水を受けて溜めます。

 

 

・溜めた水で口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないようにしましょう。

 

 

・すすぎ終わったら、最後にもう一度左手を水で流します。

 

 

が、近眼で老眼で乱視の猫の手には読めるはずもなく……。
若い子たちは読めるようでしたが、やっぱりのろのろ進行で、見かねたケイリXが、Google先生であらかじめ予習してきたやり方を、写真を撮りつつレクチャーしてくれました。
私は手水を終えると、そばにあった絵馬をしばらく眺めていましたが、そのまままっすぐおみくじ売り場へ行くスタッフが多かったようです。
みんながおみくじを引いて一喜一憂する間にも、ケイリXは社務所に初穂料を納め、昇殿祈願の手続きをし、遠目に見ると、まるではとバスツアーのガイドさん。
そういえば、年齢の割には若く見えるし、仕事となると一所懸命予習するし、ガイドさんとか向いてそう。

こんど昇殿祈願をする時は、バスガイドのコスプレをしてもらおう。うん、それがいい!

 

てな馬鹿なことを考えているうち、いよいよ靴を脱いで本殿へ。
監督と社長が真正面最前列。あとは各々適当な場所に制作も作画も入り乱れて陣取り、事務方は最後列で正座をしたまま神主の到着を待ちます。
さすがに神妙な雰囲気で、みんな俯き加減に一言も発しません。
やがて神主がやってくると、厳かな空気の中、祈願の儀式が始まりました。
その動きが何を意味するのかもわからないまま、式は滞りなく進んで行きます。
そして、メインイベントの玉串奉納。
これも何やら形式があって面倒なのですが、神主からの説明は一度だけ。
監督と社長が譲り合う場面もありましたが、これはやはり社長の役目ということで、神主から玉串を授けられ、やや不安げな面持ちになりつつも、説明された手順に従い無事神前奉納を終えたのでした。

神主が去った後は、本殿を出る前に一人ずつ御神酒をいただき、靴を履いて外へ出たところで、いったん解散となりました。

 

 

律儀にきちんと参拝するスタッフもいれば、小腹が空いたからと近くの回転寿司へ走るスタッフも。いただいた御神酒の一升瓶二本をぶら下げ、散歩がてら歩いてスタジオへ戻った強者もいました。
二時間も後にはまた忙しくなるスタジオですが、昇殿祈願を無事終え、神社独特のあの空気感から解放されたこの時ばかりは、しばしリラックス出来たのではないでしょうか。
とはいえ、アニメ作りにハプニングやトラブルはつきもの。
無事に全話納品を終えるまで、止まることなく突っ走ってほしいです。
猫の手的には、音響監督に大注目。
といっても、声優さんとしての実力しか知らないのですが。
あのキリコ・キュービィーに、ヤン・ウェンリー
何より、サイモン・ベイカーの吹き替えは最高でした。
「メンタリスト」も、毛色は違えどバディものといって差し支えないサスペンスの傑作でしょう。
今回もきっと最高の仕事をしてくださるに違いないと信じています。
(神様、郷田ほづみ様! 何卒非力な我らにお力添えを!!)
儀式の間、一心にそう念じていた猫の手なのでした。
アニメ制作会社に勤めていても、現場を知らなきゃこんなんで、お気楽なものです。
でも、総務や経理が機能しなければ、会社そのものが回らないのも事実ですから、スタッフの皆様、今後とも諸々御協力お願いします。


さて、最後までお読みいただきありがとうございます。
また、先月17日までゲーマーズ秋葉原本店で開催されていた「てーきゅうフェア」も、御好評のうちに終了することが出来ました。
絵コンテ集の売れ行きは追加発注がいただけるほど上々だったそうで、フロアスタッフの皆様、お買い上げいただきましたファンの皆様に心より御礼申し上げます。
今後は「COP CRAFT」も、放映開始が近づくにつれフェアやイベントが増えてくることと思いますが、その折も何卒よろしくお願い致します。

 

Anime Japanへ行って来ました!  〜その◆

  • 2019.04.13 Saturday
  • 15:37

月日は流れ新元号の発表もありましたが、「 廚箸い辰燭らには「◆廚發△襪呂此

ということで、レポート第2弾です。ちなみに第3弾はありません…

 

 

 

 

デジタル作画について…ストーリーボード

  • 2019.04.12 Friday
  • 00:03

2017年4月番組 『ベルセルク次篇』
このOP作業から、板垣監督が『Storyboard Pro』の使用を始めました。

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もじde あずき

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