デジタル作画についてΑCGとのデータ受け渡し

  • 2019.03.08 Friday
  • 14:26

『ベルセルク』の制作開始当初、CGチームのディレクターさんと決め込んだのは、下記の3点のみでした。

 

 

 

・基準フレームは基準になれば問題無し…というお話だった為、ミルパンセのLo用紙を基準にすること
・解像度は150dpi
・受け渡しの形式は、pngの連番データ

 

やり取りを始めてみて「こういった事をしておくとやり取りしやすいね」等、枝葉になる条項は増えていきますが、ここで決めた初手の3項目は『RETAS STUDIO』内で完結しない場合のやり取り基準として、他ソフトとのやり取りにも弊社の基準仕様としています。

 

蛇足ですが、それまでの私は「アニメの仕上げ解像度は144dpiが基準」と信じていました。
ですからCGチームのディレクターさんから「150dpi」とお話を頂いた際に「144dpiではなく?」と訊き返し「いつの話をしているんですか(笑)」と笑われたのを覚えています。

 

144dpiという解像度、凄く半端な数字だと思いますよね?

 

当時、比較的スタンダードだったこの仕上げ解像度ですが、「ブラウン管テレビの走査線の数が関係していたんですよ」という話を、その時教えて頂きました。
「だから8の倍数が絶対だったんです。でも今は、もうテレビがブラウン管ではないので考えなくて良いんです」とのこと。
「でもPCスペックの事を考えたら、あまり高い解像度にすると大変じゃないですか」
そんな理由で『150dpi』が『ベルセルク』での基準解像度となりました。

 

因みに受け渡しの形式がpngの連番データになった理由は、画像サイズや解像度の情報を保持出来る形式がpngである為…と伺っています。

 

思えば、何がしかのルール決定がなされる時。それは『制約条件』からの逆算である事の方が多いのです。
…ですが、IT技術がどんどん進化している今、『制約条件』のアップデートは凄い速度で行われていて、実は「コスト」以外の問題解決はあっという間にされていくんじゃないかなあという印象です。(コストだって次のver.が出たら古いver.は値段が下がるのが普通)。。。
であれば『制約条件』になるコストは計算しつつも、まずは「やってみた」からの改善積み上げの方が、時代的には即しているんだろうな…と思う今日この頃です。

 

 

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もじde あずき

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