【COP CRAFT】ヒット祈願!

  • 2019.04.14 Sunday
  • 00:00

「WakeUp,Girls!」の皆さん、お疲れさまでした。
皆さんが本格的に活動を開始された2013年、奇しくも、弊社ミルパンセも南阿佐ヶ谷のワンルームでひっそりと産声を上げたのでした。
スタッフが社長共々現場へ入り、初めてグロス受けという形で劇場版アニメーションの制作に参加させていただいたのが「七人のアイドル」
そこから、30分のTVシリーズ初の単独元請けをお任せいただけたのも、「WakeUp,Girls! 新章」でした。

素晴らしい6年間をありがとうございました。

 

ここからは次回作「COP CRAFT」の話題を。

先日当ブログにもアップされましたように、3月23日(金)のAnimeJapan「COP CRAFT」ブースにて、本作のティザーPVが発表されました。すでに貼ってありますが、もう一度貼っちまいます。

 


毎度のことながら、私は事務方で制作には関わらないので、発表になるまでどんな内容なのか全然わかりません。
ただ、制作が始まったばかりの頃、スタジオのあちこちにモデルガンが転がっていたり、釣り竿かと見まごうケースにはアサルトライフルが入っていたり、ある日突然、作画スタッフほぼ全員から現金請求されて、「何事だ!?」と、驚いたのは鮮明に覚えています。
現金請求は、大概打ち合わせ時の飲食代や駐車場代、電車賃や取材費など制作サイドから出てくるもので、作画スタッフから上がることはまずありません。
理由を訊ねてみたら、銃撃シーンのリアリティを出すのに、スタッフ自身も銃器の扱い方を知っている必要があるだろうと、社長が伝手を使って作画スタッフを引き連れシューティングバーへ行き、射撃のレクチャーを受けさせたそうです。
PVを見た感じでは、それもきちんと実になっているようで何よりでした。

 

 

さて、その「COP CRAFT」ですが、まだ春遠い3ヶ月ほど前の1月29日(火)。
弊社スタッフ一同、井草八幡宮に於いて昇殿祈願を行いました。
平たく言うとヒット祈願
家を建てる際の棟上げ式みたいなもので、打ち入りなどと同様、新作に取りかかる時にはよくやる儀式だそうです。
式次第の一切は、猫の手が事故で窓際へ移って以降、孤軍奮闘獅子奮迅の活躍で総務経理回りを担当してくれているケイリXが仕切ってくれました。
「何で井草八幡宮?」と理由を訊いたら、「近いから」という、流川が湘北を選んだみたいな返事でしたが、調べてみると、縄文時代からすでに神のおわす神聖な場とされ、平安後期には社として完全に機能していたのだとか。

源頼朝が奥州征伐の際、必勝を祈願したことでも有名なのだそうです。
制作、作画、事務方、総勢30名ほどの集団が一斉に路線バスに乗り込み、同じところでぞろぞろ降りる光景は、ちょっとした珍現象だったのではないでしょうか。
目的地に着いたはいいが、若いスタッフが多い弊社では、本格的な参拝の仕方を理解している者は皆無で、手水の作法など知る由もありません。
少し離れた正面に立つ看板に概ね次のような説明が書かれていました。

 

 

・右手で柄杓を取ります。

 

 

・水盤の水を汲み上げ、左手にかけて洗います。

 

 

・柄杓を左手に持ち替え、水を汲み上げ右手を洗います。

 

 

・再び柄杓を右手に持ち替えて、左手のひらに水を受けて溜めます。

 

 

・溜めた水で口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないようにしましょう。

 

 

・すすぎ終わったら、最後にもう一度左手を水で流します。

 

 

が、近眼で老眼で乱視の猫の手には読めるはずもなく……。
若い子たちは読めるようでしたが、やっぱりのろのろ進行で、見かねたケイリXが、Google先生であらかじめ予習してきたやり方を、写真を撮りつつレクチャーしてくれました。
私は手水を終えると、そばにあった絵馬をしばらく眺めていましたが、そのまままっすぐおみくじ売り場へ行くスタッフが多かったようです。
みんながおみくじを引いて一喜一憂する間にも、ケイリXは社務所に初穂料を納め、昇殿祈願の手続きをし、遠目に見ると、まるではとバスツアーのガイドさん。
そういえば、年齢の割には若く見えるし、仕事となると一所懸命予習するし、ガイドさんとか向いてそう。

こんど昇殿祈願をする時は、バスガイドのコスプレをしてもらおう。うん、それがいい!

 

てな馬鹿なことを考えているうち、いよいよ靴を脱いで本殿へ。
監督と社長が真正面最前列。あとは各々適当な場所に制作も作画も入り乱れて陣取り、事務方は最後列で正座をしたまま神主の到着を待ちます。
さすがに神妙な雰囲気で、みんな俯き加減に一言も発しません。
やがて神主がやってくると、厳かな空気の中、祈願の儀式が始まりました。
その動きが何を意味するのかもわからないまま、式は滞りなく進んで行きます。
そして、メインイベントの玉串奉納。
これも何やら形式があって面倒なのですが、神主からの説明は一度だけ。
監督と社長が譲り合う場面もありましたが、これはやはり社長の役目ということで、神主から玉串を授けられ、やや不安げな面持ちになりつつも、説明された手順に従い無事神前奉納を終えたのでした。

神主が去った後は、本殿を出る前に一人ずつ御神酒をいただき、靴を履いて外へ出たところで、いったん解散となりました。

 

 

律儀にきちんと参拝するスタッフもいれば、小腹が空いたからと近くの回転寿司へ走るスタッフも。いただいた御神酒の一升瓶二本をぶら下げ、散歩がてら歩いてスタジオへ戻った強者もいました。
二時間も後にはまた忙しくなるスタジオですが、昇殿祈願を無事終え、神社独特のあの空気感から解放されたこの時ばかりは、しばしリラックス出来たのではないでしょうか。
とはいえ、アニメ作りにハプニングやトラブルはつきもの。
無事に全話納品を終えるまで、止まることなく突っ走ってほしいです。
猫の手的には、音響監督に大注目。
といっても、声優さんとしての実力しか知らないのですが。
あのキリコ・キュービィーに、ヤン・ウェンリー
何より、サイモン・ベイカーの吹き替えは最高でした。
「メンタリスト」も、毛色は違えどバディものといって差し支えないサスペンスの傑作でしょう。
今回もきっと最高の仕事をしてくださるに違いないと信じています。
(神様、郷田ほづみ様! 何卒非力な我らにお力添えを!!)
儀式の間、一心にそう念じていた猫の手なのでした。
アニメ制作会社に勤めていても、現場を知らなきゃこんなんで、お気楽なものです。
でも、総務や経理が機能しなければ、会社そのものが回らないのも事実ですから、スタッフの皆様、今後とも諸々御協力お願いします。


さて、最後までお読みいただきありがとうございます。
また、先月17日までゲーマーズ秋葉原本店で開催されていた「てーきゅうフェア」も、御好評のうちに終了することが出来ました。
絵コンテ集の売れ行きは追加発注がいただけるほど上々だったそうで、フロアスタッフの皆様、お買い上げいただきましたファンの皆様に心より御礼申し上げます。
今後は「COP CRAFT」も、放映開始が近づくにつれフェアやイベントが増えてくることと思いますが、その折も何卒よろしくお願い致します。

 

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もじde あずき

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